FPS人気とともに注目を浴びている背面ボタン付きコントローラーですが人気製品となると¥20,000を超えてくる価格がネック。そんな中登場したのがBIGBIG WONというゲーミングブランドから発売されたコントローラー。背面ボタンに加え、ジャイロ機能・マクロ機能・ターボ機能・RGBイルミネーションとあったら嬉しい機能が全部搭載されてお値段はなんと約¥7,000! 今回はメーカー様より商品のご提供をいただいたので忖度なしのレビューをしていきたいと思います。
基本スペック
主な機能
TURBO機能
FNキーを押しながら押したボタンが連射モードに変更されるTURBO機能を搭載。連射速度は3段階で調節可能なのでセミオート武器の連発などに効果を発揮します。
マクロ機能
ボタンの押す順番を記録して1ボタンで記録した操作を可能にするマクロ機能を搭載。RPGなどで繰り返し作業をしなければならない時やアクションゲームにおける複雑なコマンド入力などの補助となります。
グローバルジャイロ機能
FNキーを押しながらR3またはL3を押すことでどちらかのスティックにジャイロ操作を付与することができます。そのため視点操作・エイム操作の好きな方のジャイロ操作が可能となります。
その他機能
その他にもスティックの校正やヘッドホン接続時の音量調整、モーターの振動強度など細かな機能をコントローラーのみで調節することが可能となっています。
BIGBIGWONアプリ
AURORA RGBバックライト
専用アプリを使うことでバックライトの色や明るさを調節可能。またFNボタンをダブルクリックすることでライティング効果をON/OFFすることができます。
各種ボタンの調整
アプリからジョイスティックのデッドゾーンや反応曲線の調整やLRトリガーのデッドゾーンの調節などが可能です。
ボタンの配置変更
アプリからボタンの割当を変更が可能。特に背面ボタンはゲームによって役割が異なりますので、アプリを使ってしっかりと設定しましょう。
PlayStation専用有線アダプター R90
残念ながらこちらのコントローラーのみではPS4・PS5には対応していません。ただし別売りの専用アダプターを利用することで使用可能となります。
製品レビュー
いざ開封
外箱は黒とオレンジの厚箱で本格的なゲーミングデバイスにも劣らない高級感があります。スペックシートに特に記載されていませんが「RAINBOW」が製品名なのでしょうか?
内箱を取り出すと本体・USBケーブル・取扱説明書・簡易ガイドが同梱されています。
本体前面
こちらが本体前面。基本的なレイアウトはXBOXと同様で左アナログスティックが上部にあるタイプ。ボタンも同様です。中央にはSTART・SELECT・HOMEボタンが配置され、上部にUSB端子、下部にイヤホンジャックが搭載されています。
スティックの高さはDUALSHOCK4やプロコンと比べるとやや高めのため慣れが必要かもしれません。もう少し低めの感覚が好みの方はエイムリングなどを装着するといいでしょう。また、スティック表面はゴム製ですが軸部分はツルツルとしたプラスティック製となっており、他のコントローラーに見られる削れて粉を吹く現象はないような気がします。
ボタン部分。Xboxと同じレイアウトのため、PS4やSwitchに慣れてるとAB・XYが逆なので戸惑うかもしれません(一応ボタン内側に日本式レイアウトの表記も)。ボタンの押し心地はカコカコという少し硬め・高めといったしっかりとした押し心地です。
本体背面
本体背面には背面ボタンが2つと中央にFNボタンが搭載されています。
背面ボタンですがボタンというよりはダイヤル式のスイッチャーという印象。1つのボタンを上下に動かすことで2ボタンとして左右します。これが左右に付いているため4ボタンという扱いに。下側には「押す」という感じはありますが、上側には「引く」なので少し指の可動範囲が広く慣れが必要かもしれませんが、他の背面ボタンタイプのコントローラーにありがちな力が入りすぎてつい押してしまうという操作ミスは少なそうです。
実際に操作してみて
スプラトゥーン2(Switch)
せっかくジャイロが搭載されているのでSwitchからはスプラトゥーンをチョイス。ジャイロの感じは良好でプロコンを操作してる時とそんなに感覚的な違いがありませんでした。ただし有線のためコントローラーを振る時に若干の抵抗を感じます。
ApexLegends(PC)
PCでApexLegendsをプレイ。背面ボタンにはジャンプとしゃがみを設定しました。いつもはDUALSHOCK4・RAZER Raijuでプレイしているのですが、スティックはどちらかというとRaijuに近い操作感です。少し高いためDUALSHOCK4でプレイしている方は慣れが必要だと思いました。背面ボタンはボタンタイプと比べて可動域が広いため、連打しづらく屈伸打ちはしづらかったです。またジャンプ撃ちも同様に押し引きの動作に慣れが必要で筆者はしっくり来ませんでしたが、Raijuの背面ボタンも最初はそうだったので慣れれば問題ないかもしれません。
OverWatch(PC)
このボタン構成なら…と思いOverWatchをプレイ。背面にはジャンプボタンを設定、右スティックをジャイロ操作ONでプレイしてみました。この設定がバッチリとハマり、パッドと相性の悪いエコー・ファラの操作性が抜群によくなりました。また、上下左右の視点移動が激しい同タイトルとは相性抜群のコントローラーだと思います。